みなさんはどんなときに、神社に行きますか?
神社に行って 神様にお祈(いの)りすることを「お参(まい)りをする」といいますよね。
初詣(はつもうで)に行ったり、旅行で有名な神社を訪ねてみたり・・。
受験の合格を祈ったり、厄払いのお願いになどなど…神社を訪問することは人によってさまざまですが、みなさんが行っているその神社、神社には大きくわけて2つの種類があることを知っていますか。知らないよ~。ですよね!
日本の神社2つの種類を覚えれば、明日から少しは背伸びできる?
ぜひ最後まで読んでみてください。
神社の種類は大きくわけて2つ
まずは結論から。神社の種類は大きくわけて、2つにわけることができます。
それは、
・氏神(うじがみ)神社
・崇敬(すうけい)神社
なんだか難しそうと思うかもしれませんが、だいじょうぶ!
氏神神社から見ていきましょう。
氏神(うじがみ)神社とは
氏神(うじがみ)神社とは、みなさんが住んでいる地域の神様をまつる神社のことです。
氏神(うじがみ)は、みなさんが住んでいる地域を守ってくださる神様のことなんです。
氏神神社はその地域の神社のことですね。氏神神社のまわりに住んでいて、その氏神さまを信じている人たちを「氏子(うじこ)」といいます。
氏子についてもう少し見ていきましょう。
地元の神社を守るサポーター!氏子(うじこ)とは?
氏子(うじこ)とは氏神神社のまわりに住んでいて、その氏神様を信じている人たちのことです。その神様に守ってもらっている人たちといえますね。
氏子の人たちは、初詣(はつもうで)や七五三といったお祝いのときにお参りに行きます。その氏神様のためにお祭りをしたり、その神社のためにお手伝いをしたりすることがあります。
氏子はその神様や神社を支えるサポーターみたいなところもありますね。
少しくわしく見てみましょう。
もともとは「氏(うじ)」(親せきとか血のつながりのある人たち)が信じていた神様のことを「氏神(うじがみ)」と呼(よ)んでいました。そしてその血のつながりがあって、同じ神様を信じている人たちを氏子といいました。
これとは別に、その地域に住んでいる人たちが信じている神様を「産土神(うぶすながみ)」と呼びました。その地域で同じ神様を信じている人たちを「産子(うぶこ)」といいました。
このように昔は「氏子」、「氏神」と「産子」、「産神」は違いがありました。
でも、この「氏神」と「産土神」、「氏子」と「産子」はだんだん混ざって、使われるようになったんです。
今は血のつながりに関係なく、同じ地域(ちいき)に住んでいて、その地域の同じ神様を信じている人たちを「氏子」といいます。
その地域の人のためにある神社が氏神神社です。
氏神神社、氏神についてわかりましたね。これがわかると、もう1つの神社の種類も、わかりやすくなりますよ。
次は崇敬(すうけい)神社について見ていきましょう。
特別なリスペクト!崇敬(すうけい)神社
氏神神社のように地域の人のためにある神社ではなく、個人で特別に信じている神社のことです。
崇敬(すうけい)とは、神様を尊敬(そんけい)し、信じるというような意味があります。崇敬神社を信じている人たちを崇敬者(すうけいしゃ)と呼びます。
崇敬神社は、氏子を持たない場合があります。その場合は。崇敬会(すうけいかい)という組織がサポーターのような役割をはたしています。
崇敬神社についてわかりましたね。
例として、靖国(やすくに)神社について簡単にご紹介します。
代表的な崇敬神社:靖国(やすくに)神社
靖国(やすくに)神社は戦争などで国のために亡くなった方々をおまつりしています。
平和への思いから、作られた神社なんです。
総理大臣などの政治家たちが訪問してたびたび海外との社会問題になってしまう印象が強いかもしれませんが、戦死した人々をお祀りして祈る場所、平和への祈りを捧げる靖国神社は崇敬神社は代表的な存在です。桜の名所としても有名ですよ。
まとめ
氏神(うじがみ)神社と崇敬(すうけい)神社の違いがわかりましたね。
・氏神(うじがみ)神社:その地域にある神社
(その地域に住んでいる人たちが信じている)
・崇敬(すうけい)神社:個人で特別に信じている神社
違いがわかったところで、じゃ、どちらの神社の神様も信じて、だいじょうぶなの?
と思った人もいるかもしれません。
だいじょうぶです!両方信じても問題はありません。
ぜひ、いろいろな神社に行って、好きな神社を見つけみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。